2009年04月13日

実験 食材をおいしく見せる食器の色

前回の記事で白い皿がどんな料理や食材にも合うので
使いやすいと書きましたが、それを実験してみました。

同じぐらいの大きさで色が異なる小鉢に盛り付けてみました。


左側がタマネギスライスのおかか乗せ、右側が菜の花の和えものです。
余談ですが、菜の花の和えものはマーマレードジャムとクリームチーズで和えた私の創作料理です。
詳しいレシピはこちらをみてね。
http://arrange.i-ra.jp/e98780.html

●まっ白い皿(陶器)

タマネギスライスの時は食材の色と同色なので少し地味だけどすっきりしています。
菜の花の緑はキレイに映えていると思います。


●きなり色の皿(磁器)

きなりも白系ですが、タマネギとは白さが異なるのでいい感じ。
菜の花の緑もキレイに出てます。

●薄いピンクの皿
 
タマネギの場合も菜の花の場合もちょっと食材が
ボケてしまっているような感じであまりおいしそうにみえません。


●黄色の皿

タマネギはまあまあですが、他の花の緑はこの5種類の中で
最も引き立てていると思います。



●茶色の皿


タマネギは白と茶のコントラストが引き立って一番おいしそうに見えます。
でもは菜の花の緑はキレイにはみえません。
この皿で茶色の肉じゃがなどよそったことがありましたが、とてもまずそうに見えました。


みなさんはどれが食材がおいしそうに見えましたか?
写真なので実際の見え方とは異なりますし、
また、キレイかどうかの感覚は人によって異なるので
私と違う意見の方もいるかもしれません。
タマネギスライスの場合は茶色の皿が一番
菜の花の和えものは黄色の皿が一番で
どらも白色ではないです。
でもどちらの料理にも合う
食材を選ばない使いまわしの良さでは白色がダントツ
だと思うのです。
ちなみに白色は広い意味なので
私は上の二つは白色に分類しています。


私の経験から言って濃い色の皿は使える料理が限られ使いまわしが難しいです。
ちなみに飲食店を多くプロディースしてきた私の恩師は
食材を一番まずそうに見せる色は黒。
黒色を基調にした内装にしている店(特にテーブルが黒)は
つぶれる確率が高いと言ってました。  


Posted by ふーみん at 20:05Comments(2)料理